店を立ち上げたきっかけ
店を立ち上げることを決意したきっかけは、私自身がシングルマザーとして子どもを育てていかなければならないということでした。まだ20代前半で人生経験も少なく、学歴もなく(当時、最終学歴は高校中退でした)何もかもが未熟な状態でとにかく自分がやれることを模索した結果でした。自分の身ひとつでサービスを生み出せるという点では、誰もが挑戦できる可能性が高い市場であったと思います。施術者として、母親としてここまでこられた経験から女性に対して、人生において自分自身の力で生きていけるという自信を持ってもらいたいという強い思いがあります。
マッサージ店は巷にたくさん存在しているため、よくあるごく普通のマッサージ店を開いたとしても、経験もろくにない私が開く店の規模やサービスでは大手には敵わないことは当時明らかでした。そこで「みんながやりたがらないことをやろう」と思いつきました。そこには顧客ニーズが必ずあると確信したからです。
あえて夜働きたいと考える方は少数派ではないかと個人的には思います。おそらく一緒に働いてくれるスタッフを集めることも、昼間の仕事に比べると難しいと感じました。ただ、お客様がマッサージを受けたいとしたらそれは日中よりも夜の時間帯が多いのではないか。極端に深夜から朝方にかけてとなると営業している店自体もかなり限られてきます。自分の店が生き残れる勝算があるとすればそこしかないと考えました。
私自身、当時は娘を育てるために昼夜問わず働いており、深夜帯や朝方にマッサージを受けたいと思うことは多々ありました。ただそんな時間帯ではやっている店もなかなか見つけられず、諦めたことは一度や二度ではありません。あの時に心と体の疲れをリフレッシュできる場所があったら…。今でも振り返るとそう感じます。



